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偽物を飾る「カフェ」
【動画】海老名市「ツタヤ図書館」を見る(上)

社会 神奈川新聞  2015年10月24日 12:09

うずたかく並べられた本…と思いきや、最上段はダミー
うずたかく並べられた本…と思いきや、最上段はダミー

 海老名に「TSUTAYA図書館」が出現した。レンタル大手ツタヤの運営会社CCCなど2社が指定管理者となり、海老名市立中央図書館を全面的に改装。書店と喫茶店スターバックスを併設した都会的な館内は今月1日の開館直後からにぎわい、貸出冊数は改装前の2倍に伸びた。だがよく見ると、大人の背丈よりも高い本棚、隅に追いやられた郷土資料、商売っ気がのぞく児童書室…。地域の知の拠点は「スタバ書店」に変わっていた。

 「まじ変わったね。かっこよすぎる」「楽しそうな本がいっぱい。一日ここで過ごしたい」。来館者が様変わりした館内を見回しながら話している。玄関を入った辺りは書店の「蔦屋(つたや)書店」で、平積みの本や雑貨類が展示されている。少し奥にはガラスケースに収められた文具類、その傍らには壁面にずらりと飾られた数十タイトルの雑誌。

 売られている本は館内ならば持ち運んで読める。スタバの席でコーヒーを飲みながら、も可能だ。「立ち読みじゃなくて座り読みができるんだね。“何とかフラペチーノ”を買ってこよう」とうれしそうに話し合う親子連れが見られる。


4階の児童書コーナー入り口に並ぶ売り物の絵本や玩具。子ども向け自動精算機も。図書館の児童書は奥にある
4階の児童書コーナー入り口に並ぶ売り物の絵本や玩具。子ども向け自動精算機も。図書館の児童書は奥にある

曖昧な境界線


 「1階は本屋さんで、2階から上と地下が図書館なんでしょ?」と話す親子。それは少し違う。1階の奥には図書館の書架もあり、新聞雑誌を閲覧する机も用意されている。床には「販売」と「図書」の境目を示す表示もある。ただ、閲覧席のすぐ横には売り物の新刊本の平台があり、書店と図書館の区別は曖昧だ。


 例えば、書店のセルフレジ(自動支払機)と自動貸出機は一つの端末が兼ねており、タッチパネル式の画面には「本を借りる/本を買う」とある。図書館の本と書店の本の違いは、背表紙のシールの有無。館内各所にある案内用の液晶画面には、その見分け方が繰り返し表示されている。

 一方で、書店の本には館名と「始まりの一冊。」のキャッチコピーを記したオリジナルの帯が巻かれ、「図書館お薦めの本」だとアピールしている。

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