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日本医科大地区再開発、福祉施設を集積へ 市と事業者年内にも覚書

話題 神奈川新聞  2015年10月24日 03:00

高層マンションなどを建設する再開発計画がある日本医科大学武蔵小杉病院。老人福祉センター機能が導入される=川崎市中原区小杉町
高層マンションなどを建設する再開発計画がある日本医科大学武蔵小杉病院。老人福祉センター機能が導入される=川崎市中原区小杉町

 武蔵小杉駅北側の日本医科大学地区(川崎市中原区小杉町)の再開発計画で、市は老人福祉センターや在宅介護サービス施設を整備する方針を決めた。同大と開発業者の三菱地所レジデンスなどが完成後の建物の一部を市に寄付し、それを利用する。年内にも覚書を締結し2023年度の完成を目指す。

 開発計画は、日本医科大武蔵小杉病院と日医大グラウンド、日医大新丸子校舎の計約4・2ヘクタールに高さ180メートル、50階建ての高層マンション2棟(計1500戸)や新病院、市立小学校などを建設する。

 寄付を受け、市が整備運営する老人福祉センターは築48年と老朽化した中原老人福祉センター(中原区井田、旧長寿荘)を移転(約1千平方メートル)するもの。在宅生活を支える地域に密着した介護サービス基盤施設(約500平方メートル)、それに交流・相談・情報提供スペース(約200平方メートル)も整備し、計約1700平方メートル。

 市が同大に「川崎らしい都市型の地域包括ケアシステム」の先導的なモデル施設の整備を要請。公共性の高い事業を担保するのは難しいため、同大側から市による管理・運営の協力依頼があり、協議を続けて、寄付が決まった。

 同再開発計画で大学側は、高度医療対応の強化や看護系教育機能のほか、高齢者向け住宅やスポーツクラブを整備する。16年度内の都市計画決定、20年度の着工を目指している。

 地元住民からは、ビル風や日照への影響などを理由に超高層マンションの建設をやめるよう要望が市議会などに出されていた。市の担当者は「今後は市も再開発の主体となるので、住民の理解が得られるように最善を尽くしていく」と話している。


日本医科大学地区再開発計画
日本医科大学地区再開発計画

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