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「未病」内外に発信 箱根で国際シンポ開幕

社会 神奈川新聞  2015年10月23日 03:00

黒岩知事の開会講演で始まった未病サミット国際シンポジウム=箱根町の湯本富士屋ホテル
黒岩知事の開会講演で始まった未病サミット国際シンポジウム=箱根町の湯本富士屋ホテル

 病気の前段階を指す「未病」の考えや取り組みを県内外に発信する「未病サミット神奈川2015in箱根」国際シンポジウムが22日、箱根町内のホテルで開幕した。県の施策「ヘルスケア・ニューフロンティア」の一つの柱「未病を治す」の取り組みの一環で、23日まで。国内外から未病に関わる企業や研究者、医療関係者、行政関係者ら、2日間で延べ約250人が参加。最終日には未病サミット神奈川宣言をまとめる。

 県や県内自治体、大学、企業などでつくる実行委員会の主催。実行委員長の松本洋一郎理化学研究所理事は「未病のエビデンスの構築や考えを定着させ、産業化して社会システムに落とし込むことが大事。その方向性を確かなものにするサミットにしたい。未病の考えが人の意識や生き方を変えるきっかけになる」と主催者を代表してあいさつした。

 開会講演で黒岩祐治知事が、超高齢化社会で人々の健康寿命延伸を目指すために「未病を治す」に取り組む意義や現状を紹介。黒岩知事は「超高齢社会の課題が見える神奈川だからこそ、どこよりも早く未病コンセプトで課題を乗り越えていく姿をみせる。神奈川モデルを世界のモデルにしていきたい」と述べた。

 この日は「食・栄養・運動」と「未病の先進技術」をテーマにした二つの会議を行い、生活や科学の分野から未病との関係性に迫った。23日は「未病の産業化戦略」「新たな社会システム」の観点から議論する。最終的にサミットでの議論をまとめる統括セッションを行い、サミット宣言を発表する。

 県は10月を「未病月間」として、未病関連の展示会やイベントを県内各地で開いている。


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