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「花育」で養う創造性 平塚農業高校で華道家が生け花指導

話題 神奈川新聞  2015年10月21日 03:00

真子さんのアドバイスを受けながら生け花に挑戦する生徒=県立平塚農業高校
真子さんのアドバイスを受けながら生け花に挑戦する生徒=県立平塚農業高校

 花や緑を教育や地域活動に取り入れる「花育」を実践する授業が20日、県立平塚農業高校(平塚市達上ケ丘)で行われた。園芸科学科の3年生12人が、華道家の指導を受けながら生け花に挑戦。「花だけでなく草も使うのが楽しい」などと話しながら笑顔で学んだ。日本の伝統文化に触れて創造性などを養うのが狙いで、県立高校の授業で生け花に取り組むのは初めて。

 全国の学校で生け花などの授業をしている池坊華道会から県に協力の申し出があり、準備を進めてきた。農業に関係する同校をはじめ、吉田島総合高(開成町)、中央農業高(海老名市)の3校で、来年1月までの間に計10回の授業を予定している。

 今回は園芸デザインの授業として実施し、池坊東京武相会相談役の真子やすこさんらが講師を務めた。真子さんは華道の歴史、初心や礼儀の大切さなどを説いた後、手本となる作品を生けながら「花も人も持っている良いところを生かすようにすれば、みんなきれいになります」「花と対話しながら生けて」などと、生徒に“極意”を伝えた。

 生徒たちはキクやクジャクソウ、キイチゴなどを使って挑戦。真子さんから「花を真っすぐにしないで、少し手前に倒して」「剣山が見えないように」といったアドバイスを受けながら作品を仕上げた。指導を受ける際には「お願いします」とお辞儀し、真子さんも「拝見します」と丁寧に応じて手直しをしていた。

 井上真里さん(17)は「フラワーアレンジメントと違い、花の高さをアンバランスにするのが難しかったけれども、楽しい」。真子さんは「普段から花に触れている生徒さんだから、生けるのが上手。素直で、礼儀作法の大切さも感じてくれていた」と話していた。


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