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タクシーをキャンパスに 相模原の児童が地元魅力描く

話題 神奈川新聞  2015年10月20日 03:00

「的祭」など地域の伝統行事も描かれたタクシー=相模原市中央区
「的祭」など地域の伝統行事も描かれたタクシー=相模原市中央区

 相模原市立田名小学校(同市中央区)の特別支援学級で学ぶ子どもたち9人が19日、地元のタクシー会社「田名交通」の車両に絵を描いた。真っ白な車体をキャンバスに、地元の祭りや学校行事など四季折々の田名地区の魅力を表現。完成した車両は近く、実際に同社のタクシーとして街中に“デビュー”する。

 同区内の自動車整備工場に集まった子どもたちは、作業に備えてマスク、エプロン、手袋、腕抜きを身に着けて完全装備。事前に考えてきた図面を窓ガラスに張り、それを参考に絵筆を手に取って、色鮮やかな塗料でペイント。車体全体に計6種類の絵を描いた。

 運動会の玉入れ競技など学校行事のほか、的に矢を射て一年の豊凶を占う田名八幡宮の伝統神事「的祭(まとまち)」や、約1200匹のこいのぼりが相模川上空を群泳する「泳げ鯉(こい)のぼり相模川」など田名地区の風物詩も描かれ、地域の魅力があふれる作品となった。

 子どもたちは、服や髪を塗料だらけにしながらも約2時間かけて絵を完成させた。「めったに絵が描けないタクシーに色を塗れて楽しかった」「乗りたいな、いいな」などとうれしそうに車の周りを走りながら、出来上がった作品を眺めていた。

 ペイントは、創立50周年を記念した同社が地域への恩返しにと実施。石井貴之社長(35)は、「子どもたちも楽しんでくれて、想像以上にすばらしい作品ができた。運行できるのがうれしい」と話していた。


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