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「ダブルケア」理解を 横浜でサポーター養成講座

経済 神奈川新聞  2015年10月17日 03:00

福祉関係者ら向けに初めて行われた養成講座。ダブルケア当事者の周りにどのような支援の輪があるか、グループに分かれて探った=横浜市西区
福祉関係者ら向けに初めて行われた養成講座。ダブルケア当事者の周りにどのような支援の輪があるか、グループに分かれて探った=横浜市西区

 育児と介護が同時に進行する「ダブルケア」の当事者に寄り添うサポーターの養成講座が16日、横浜市西区で始まった。課題解決を目指して市民団体や研究者らでつくる組織「ダブルケアサポート横浜」の取り組みの一環で、来月下旬まで福祉関係者を対象に計4回試行的に実施。参加者の意見を踏まえ、プログラム内容の充実を図っていく。

 16日に初めて行われた講座には市内で子育て支援や介護に携わる専門家ら21人が参加。現状と課題をめぐる研究者の解説や当事者の経験談を踏まえ、地域にどのような支援窓口があるかをグループ別に考えた。

 ダブルケア研究で知られる、横浜国立大学の相馬直子准教授は「複合的な課題に向き合うには、既存組織を生かしつつ新たな支援体制の構築が必要」と指摘。共同で研究する英ブリストル大学の山下順子講師も「当事者の困り事によってアプローチが違う」として、育児、介護双方の視点に立った支援が求められるとした。当事者経験のある40代女性も実体験を披露し、個々の境遇に対し、支援者が的確に理解することの必要性を訴えた。

 次回からは子育て関係者が介護について、また介護関係者が育児について学びを深めていく予定。ダブルケアサポート横浜事務局は「当事者に直面した際にすぐ活用できる講座内容に仕上げ、全国へ普及していきたい」と話している。


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