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一遍聖絵、全12巻公開 10日から藤沢・遊行寺

カルチャー 神奈川新聞  2015年10月10日 03:00

一挙公開された一遍聖絵を眺める招待客ら=藤沢市の遊行寺宝物館
一挙公開された一遍聖絵を眺める招待客ら=藤沢市の遊行寺宝物館

 国内最古の絹本(けんぽん)著色(ちゃくしょく)絵巻である国宝「一遍聖絵(ひじりえ)」が10日から、藤沢市の遊行寺宝物館で特別展示される。時宗宗祖・一遍の生涯を描いた絵巻で、全12巻を一挙に公開する試みは初めて。

 同宝物館のリニューアル記念事業として企画された。1299年に制作された聖絵は、一遍が出家して九州の太宰府に向かう場面から亡くなるまでを描いており、鎌倉時代をひもとく歴史資料として高い評価が与えられている。劣化防止のため普段は非公開で、所蔵する清浄光寺(遊行寺)は「すべてを一度に閲覧できる最初で最後の機会になるかも」としている。

 9日には関係者を招いた内覧会が開かれ、宝物館の遠山元浩館長は「とにかく多くの人に見てほしいの一言に尽きる」とあいさつ。招待客らは、絹の布地に鮮やかな彩色が施された絵巻物に見入っていた。

 会期は12月14日まで。11月16日までは同宝物館で全巻を展示。同19日以降、同宝物館と県立歴史博物館(横浜市中区)、県立金沢文庫(同金沢区)の3会場で4巻ずつ同時展示する。

 同宝物館は一般800円で火・水・木曜日休館(祭日除く)。ほか2館は一般600円で月曜日休館(同)。


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