1. ホーム
  2. 社会
  3. 豪雨災害、危機意識を 多摩川で共同点検 住民らも参加

豪雨災害、危機意識を 多摩川で共同点検 住民らも参加

社会 神奈川新聞  2015年10月10日 03:00

住民らも参加し、多摩川沿いの洪水リスクの高い場所を確認した共同点検=川崎市川崎区殿町2丁目
住民らも参加し、多摩川沿いの洪水リスクの高い場所を確認した共同点検=川崎市川崎区殿町2丁目

 関東・東北豪雨により、鬼怒川の堤防決壊など大規模な水害が発生して1カ月がたった。洪水の危険性を周知し、住民らに避難意識を高めてもらおうと9日、川崎市の多摩川沿いで共同点検が行われた。地元住民や行政関係者ら約30人が参加し、洪水リスクの高い区間を歩いて確認した。

 鬼怒川などでの被害を受け、国土交通省が全国的に実施を決めた「避難を促す緊急行動」の一環。国交省関東地方整備局の京浜河川事務所では毎年、梅雨前に同事務所と自治体職員らで重要水防箇所などを点検しているが、住民らが参加するのは初めて。

 まず大師河原防災ステーション(同市川崎区大師河原)で、鬼怒川の堤防決壊の状況などを解説。当時、多摩川でも水位が上がった様子を写真などで説明した。多摩川で堤防が決壊した場合の、浸水被害の広がりを想定したシミュレーション図なども紹介した。

 同ステーションを出発し、同区殿町2丁目付近を点検。高潮の危険性も高いエリアのため、波返しの設置や堤防幅の拡張などを進めている現状を説明した。そのほかも2カ所確認した。

 参加した、近くに住む小泉二三男さん(69)は「最近は爆弾低気圧や竜巻など、異常気象が各地で発生している。日ごろから危機意識を持つべきだとあらためて感じた」と話していた。

 同事務所は今後、鶴見川や相模川などの沿川自治体でも、住民らを集めた共同点検を行うとしている。


シェアする