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海老名市長選まで1カ月 多選、開発で一騎打ちか

政治行政 神奈川新聞  2015年10月08日 03:00

海老名市長選に出馬表明している(写真左から)瀬戸清規氏、内野優氏
海老名市長選に出馬表明している(写真左から)瀬戸清規氏、内野優氏

 任期満了に伴う海老名市長選(11月8日告示、同15日投開票)まで1カ月。現時点で出馬表明しているのは、4選を目指す内野優氏(59)と前市教育長の瀬戸清規氏(63)の2人。他に出馬の動きはなく、現職対新人の一騎打ちになる公算が大きい。市政の課題と想定される争点を整理した。

 9月14日、内野氏が出馬会見場に選んだのは海老名駅西口前に完成したばかりの民間施設。周辺の土地区画整理事業が終わり、10月からの「まち開き」を前に3期12年間の成果をアピールする絶好の場所だ。

 内野氏は「次代へつなぐまちづくりを目指して積極的に取り組んできた。(インフラ整備など)投資をしてその地域から税源を生み、将来の人口減少問題に備える。試算では年間15億円の税収が見込まれる」と説明、海老名駅東西一体のまちづくりの加速を次期公約に盛り込む考えを示した。

 瀬戸氏は7月21日に出馬表明して活動をスタート。まずは知名度を上げようと連日、駅頭に立つ。「現市長による多選のひずみが出てきた。このままでは海老名が危ない」と訴え、支持の広がりに手応えを感じているという。

 市企画部次長、経済環境部長などを歴任、2012年12月に教育長に任命され、富士山麓の野外教育施設の廃止を図ったが、存続を要望した学校現場の反対に遭うなどして13年8月に辞職した。当時、市からは「職務遂行に自信をなくし、体調を崩した」と辞職理由が発表されたが、瀬戸氏は「了解した内容ではなかった」と表情を曇らせる。

ひずみ
 市役所では、この1年半だけでも不祥事が相次いでいる。市・県民税特別徴収税額決定通知書の公印漏れ、下水道料金徴収ミス、再発する学校給食の異物混入、民営化した市立中央図書館の選書問題など。

 これらを瀬戸氏は長期政権の「ひずみ」と呼び、最大の争点にする考えだ。瀬戸氏が教育長を辞職するきっかけとなった野外教育施設の存廃問題も、廃止を急いだ内野氏との確執があるとみる市政関係者は少なくない。

 こうした見方に内野市長は「多選は政策ではない。市政に課題がある限り、挑戦を続ける」と意に介さない様子だ。

実 り
 多選批判の一方で、これまで内野氏が主導してきたまちづくりが“実りの秋”を迎えつつある。

 土地区画整理事業が終わった海老名駅西口は今月、まち開きを迎えた。市内一等地の同駅の駅間地区の用地を保有、開発動向が注視されていた小田急電鉄も8月下旬、業務・商業ビル、高層マンションなどの大型計画と、市民が長年要望してきたロマンスカーの停車を発表した。

 ただ、内野氏が実績としてアピールするまち開きは、周辺の道路整備が遅れている。商業施設「ららぽーと海老名」が今月29日開業、来店者による交通渋滞で住環境の悪化が懸念される。図書館の選書問題も含め、それらの改善策も選挙戦では問われそうだ。


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