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女性が語る戦争体験 4人登壇 平和訴え相模原で座談会

社会 神奈川新聞  2015年10月08日 03:00

戦中、戦後の記憶を語る女性たち=ユニコムプラザさがみはら
戦中、戦後の記憶を語る女性たち=ユニコムプラザさがみはら

 戦火をくぐり抜けた女性たちが戦後70年を語り合う座談会が7日、相模原市南区のユニコムプラザさがみはらで開かれた。地元の歴史サークル「相武歴史研究会」の主催。歴史にほんろうされながらも、たくましく生きた女性たちの記憶に、会員ら約50人が耳を傾けた。

 登壇したのは、南区に住む三宅みどりさん(89)、吉原洋子さん(82)、格地悦子さん(78)、水橋晶子さん(77)の4人。

 戦時中は九州に疎開していた吉原さんは、性的暴行を受けた引き揚げ者の女性たちが終戦後、二日市温泉(福岡県筑紫野市)で堕胎(だたい)手術を受けていたことを語り、「そんなことが日常茶飯事だった」と戦争の悲惨さを訴えた。

 水橋さんは、1944年に旧満州(中国東北部)のハルビンに移住。病気で亡くなった弟の骨つぼを首から下げてソ連兵から逃げていたとき、金目の物と思われてかソ連兵に中身を地面に投げられて物色された。「怖くても泣きわめいてはいけないと言われていた。また、つぼに拾い集めた」と静かに語った。

 戦後に力を入れてきた社会活動も紹介。三宅さんは有害食品添加物をなくす消費者生活運動を、格地さんは自治会長として公民館での学習会開催の思い出を披露した。

 4人は最後に、「まだまだ女性は社会参加できていない。女性の自立を助けてほしい。そして、戦争は二度としないでほしい」と呼び掛けた。


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