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パイオニア、川崎の本社売却 都内に機能を移転・集約へ

経済 神奈川新聞  2015年10月06日 03:00

2009年11月に本社が都内から移転したパイオニア川崎事業所=川崎市幸区
2009年11月に本社が都内から移転したパイオニア川崎事業所=川崎市幸区

 パイオニアは5日、川崎市幸区の本社土地・建物を不動産デベロッパーのヒューリック(東京都中央区)に売却し、本社機能を都内に移転することを明らかにした。引き渡しは2016年3月末の予定。ヒューリックは物件を存続させ、別の東証1部上場企業に転貸する意向を示している。

 パイオニアは事業譲渡などの構造改革を進めてきており、今年3月には体制のスリム化を発表し、国内拠点再編の検討を進めてきていた。今回の再編で人員削減は予定していない。

 都内に予定する新拠点に本社機能を移転するほか、現本社にあるカーエレクトロニクスの開発部門などの一部を埼玉県川越市の拠点に移す。

 現本社は薄型テレビの不振などを受け、09年11月に都内から川崎に移転してきていた。担当者は「(川崎では)事業譲渡など紆余(うよ)曲折がさまざまあったが、収益体制強化に向け、着実に歩みを進めた時期でもあった」とした。

 一方、川崎市は「パイオニアは新川崎地区のシンボル的企業だった。地域貢献の一つのエンジンとして、さまざまな企業や団体と連携していただいた」と移転を惜しんだ。

 パイオニア本社は地上6階建てで延べ床面積4万9800平方メートル、土地面積が2万7800平方メートル。


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