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伊藤博文ら著名人ゆかりの十字町 小田原に歴史発信スポット

カルチャー 神奈川新聞  2015年10月03日 03:00

3日にオープンし十字町界隈に居住した著名人を紹介する「十字町ヒストリア」=小田原市南町
3日にオープンし十字町界隈に居住した著名人を紹介する「十字町ヒストリア」=小田原市南町

 小田原市中心部の一角で、かつて多くの著名人が暮らしていた旧十字町エリアの歴史について広く知ってもらおうと、地元商店街が3日、新たなスポット「十字町ヒストリア」をオープンする。空き店舗を活用し、周辺住民や観光客が集う場として、商店街の活性化につなげたい考えだ。

 運営するのは「お城南通り商店会」。同市南町の青果店だった空き店舗(約45平方メートル)を改装し、市史や関係書籍、古写真、地図など数百点の資料を並べる。昨年秋から準備を進め、市の補助金を活用しながら事業費290万円をかけて完成させた。

 3カ月ごとにテーマを変えて展示する予定で、初回は「十字町界隈(かいわい)に居住した著名人」。初代総理大臣の伊藤博文、柔道家の嘉納治五郎、元三越呉服店社長の野崎廣太、詩人・歌人の北原白秋、海軍中将の秋山真之ら、明治期から昭和期にかけて小田原に自宅や別宅を構えた著名人約150人を紹介している。

 地図で自宅などの場所を示しているほか、各著名人がどんな人物だったのかを、資料やパソコンを使って調べることもできる。

 来年1月以降は、近くに駅があった人車鉄道など小田原の鉄道の歴史、小田原の災害記録などをテーマに模様替えする。

 同商店会は1960年ごろは100店舗近くが加盟していたが、マンションなども建設され現在は24店舗まで減少している。古書店などをめぐって資料集めに奔走した金子不二夫会長(68)は「地域の歴史が地元でもあまり知られていない。お茶を飲みながら歴史や思い出を語れる場にしたい。市民や観光客が集まることで商店街の活性化につながればうれしい」と次なる展開を模索している。

 土・日曜のみ、午前10時から午後4時まで無料で開放する。今後は菓子とドリンクを有料で提供することも検討している。問い合わせは、金子会長電話090(3103)1305。


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