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気軽に政治語ろう 川崎、弁護士講師の憲法カフェ

政治行政 神奈川新聞  2015年10月02日 03:00

「憲法カフェ」の講師として安倍政権の問題点などを語る武井弁護士=カフェ・カリヨン
「憲法カフェ」の講師として安倍政権の問題点などを語る武井弁護士=カフェ・カリヨン

 コーヒー片手に憲法いかが? 気軽に安保法などについて学べる「憲法カフェ」が1日、川崎市高津区のカフェ・カリヨンで開かれた。「明日の自由を守る若手弁護士の会」(あすわか)の武井由起子さん(横浜弁護士会)が講師を務め、憲法の成り立ちから安倍政権が進める改憲の問題点まで幅広く伝えた。

 冒頭に披露されたのは「あすわか」が自作した紙芝居「王様をしばる法」。王様がしたいことをし、自分に利することだけをさせるために王様自身がつくった法を「ケンポー」とし、好き勝手な振る舞いをさせないよう、市民がつくった王様を縛るためのものが「大半の近代国家が共有している憲法」だとした。

 読み終えた武井さんは「2年前はこんな国にはならないだろうと思っていたが、今はそうでもない気がしている」とぽつり。

 現行憲法では「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」とされているが、自民党が掲げた改憲草案では国民に「憲法尊重擁護義務」が課されていることに触れ、「これはまさにケンポー。私たち若手弁護士の活動の原点は、この改憲草案への『なんじゃこりゃ』という思い」と続けた。

 先日成立した安全保障関連法の問題点も整理。「立法には必要性と正当性が不可欠。集団的自衛権の行使要件となる存立危機事態について自民党は明確な答えを出していないし、決め方も正当性を欠いている」と指摘した。

 その上で「私たちに今からできること」として来年の参院選に向け、具体的な行動を段階に分けて紹介した。ニュースを見るなどの知る段階を初級、それを友人・知人と共有するのを中級、感想などをメディアに送るなど広げる段階を上級とし、「皆さんのできる範囲でやってみてください」と呼び掛けた。

 横浜市青葉区から参加した女性(46)は「話したくても母親同士のコミュニティーなどで憲法の話をするのは難しい」。それでも「参院での強行採決を『あれは何なの』と思っている人は多い。ある意味できっかけができたかもしれない」と語った。

 自身が経営する店で憲法カフェを企画した久保田英明さん(37)は「眉間にしわを寄せないと駄目と思われがちな問題をポップにして入り口を広げているのがこの活動。自分のようなあまり考えてなさそうな人間がやることで、周りも『自分でも少しできるかも』と思ってもらえれば」と話していた。

 憲法カフェ開催の相談などは「あすわか」のホームページまで。


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