
松田町のおもてなしコンシェルジュとして人型ロボット「ペッパー」が1日、町役場に登場する。町内に住む幼稚園児の案を基に「SORA~そら(宇宙)~」と命名され、来庁者や町内の福祉施設や学校などにも出向き、交流を深めるという。県内の公共施設では初登場となる。
ソフトバンク社製のSORAは、身長121センチ、幅48センチ、奥行き42・5センチ、体重は29キロ。人工知能を搭載する。
同町は人の姿や声を認識して音声と目の表情、身振りで応答するなどコミュニケーション機能に注目し、おもてなしコンシェルジュとして“任命”した。事業総額は本体購入費と3年間の保守管理費込みで約96万円。
公開に先立ち、同町は名前を募集。町内の保育園や幼稚園、小中学校などから43件の応募があり、町立松田幼稚園の根本一登(いっと)君(5)の提案した「そら」をベースに命名した。
同町政策推進課では「町への関心やおもてなしの気持ちがさらに深まれば」と期待を込める。問い合わせは、同町政策推進課電話0465(83)1222。