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緻密な技巧並ぶ そごう美術館、明治有田の名品紹介

カルチャー 神奈川新聞  2015年09月27日 13:47

ウィーン万国博覧会の出品作が並ぶ一角=そごう美術館
ウィーン万国博覧会の出品作が並ぶ一角=そごう美術館

 明治期に欧米各地で催された万国博覧会に出品された有田焼の名品を紹介する「明治有田 超絶の美」展が、横浜駅東口のそごう美術館で開催中だ。華やかな絵付けや緻密な技巧を施した花瓶や絵皿など約200点が並ぶ。10月4日まで。

 佐賀県有田町で陶器の生産が始まったのは1616年。来年の創業400年を記念し、明治期に欧米向けの輸出品として作られた作品に着目した。

 明治政府が初めて公式参加した1873年のウィーン万国博覧会に出品された高さ185センチの大花瓶は、全面に染め付けで富士山や竜の模様を描き、その上から蒔絵(まきえ)で桜や松を描いている。こうした高度な技には、現代では再現不可能なものもあるという。

 万博の成功を受けて、有田の有力な窯業者らが合同で設立した香蘭社は、分離を経て現在も続いている。同社には明治初期から昭和の戦前期に描かれたデザイン画が残されており、こうしたデザイン画とこれをもとに制作された作品も会場では紹介している。

 同館の三瓶裕之事務局長は「皇居で使用された盆栽用の鉢や獅子を隠し絵風に描いた大皿など、みどころが多い」と話した。

 一般千円、大学・高校生800円、中学生以下無料。問い合わせは同館電話045(465)5515。


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