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新時代の映像舞台 横浜発、立体CGパネル 五輪商戦へLED新技術

経済 神奈川新聞  2015年09月18日 03:00

超高精細のLEDパネルを手にする梅村代表=横浜市港北区
超高精細のLEDパネルを手にする梅村代表=横浜市港北区

 横浜駅西口に11日オープンした立体CG映像の専用劇場。横浜市港北区に販売拠点を置く「シリコンコア・テクノロジー」(本社・米シリコンバレー)の超高精細発光ダイオード(LED)パネルが使われている。最新の舞台演出を支える仕組みとは-。

 「DMM VR THEATER」(同市西区)の初回公演では、有名アーティストのライブ映像が披露されている。目の前にいるような立体感や躍動感あふれる手足の動き、表情の変化。髪の毛一本に至る微細な表現が圧倒的だ。

 舞台前面の床面に設置されたLEDパネルから、舞台上に張られた半透明の硬質フィルムに映像を反射させると、観客からは、特殊な眼鏡を掛けずに立体的な像として見える。パネル表面に並ぶLED素子の間隔(ピッチ)が狭く、輝度(光源の明るさ)が高いため、リアルな表現が可能になった。

 同社日本法人の梅村誠代表(45)によると、液晶プロジェクターでは輝度が足りずに像がぼやけ、輝度を上げようと複数機を使うと像にずれが生じる。こうした難点を、1・9ミリピッチで輝度に優れた超高精細パネルが解消した。

 2000年代初頭まで、3~4ミリピッチが限界とされていた。同社は11年、当時世界最小レベルの1・9ミリピッチを発表。高精細化を一気に進めた。同程度の輝度の製品に比べ、低発熱で電力消費量を抑えられ、常設劇場のような長時間運用にも利点がある。

 同社は1997年創業で、日本法人は2010年に設立。産業用LEDパネル事業で、自動車ショールームやアパレル旗艦店、劇場など幅広い導入実績がある。

 「専用劇場に常設するという、LEDパネルの新しい使い方を提案できた意義は大きい」と梅村代表。4K、8Kと映像情報技術の進展と普及が期待される中、「東京五輪は一大商機。着実に波に乗りたい」と見据えている。



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