1. ホーム
  2. 社会
  3. 「是が非でも解決を」 川崎信金支店強殺から16年

「是が非でも解決を」 川崎信金支店強殺から16年

社会 神奈川新聞  2015年09月17日 03:00

通行人に情報提供を呼び掛ける幸署員ら=川崎市幸区の川崎信用金庫遠藤町支店前
通行人に情報提供を呼び掛ける幸署員ら=川崎市幸区の川崎信用金庫遠藤町支店前

 川崎市幸区の川崎信用金庫遠藤町支店で1999年に発生した強盗殺人事件は、16日で丸16年を迎えた。同支店副長の小谷部清彦さん=当時(53)=が猟銃で撃たれて死亡した事件は、今も未解決のまま。捜査を続けている幸署は「街中で白昼堂々と発砲し、行員の命を奪った事件を見過ごすことはできない。是が非でも解決したい」と市民らに情報提供を呼び掛けている。

 閉店間際の午後3時ごろ、シャッターが降り始めた1階ATM(現金自動預払機)コーナーに銃声が響く。「上(の階)へ上げさせろ」。散弾銃を握る中年の男は、制止する警備員へすごんだという。駆け付けた小谷部さんともみ合いになり、男は店外で2発発砲。小谷部さんは右腹を撃たれ命を落とした。


発砲事件があった店内を調べる捜査員ら=1999年9月16日、川崎市幸区
発砲事件があった店内を調べる捜査員ら=1999年9月16日、川崎市幸区

 同署によると、防犯カメラの映像などから、男は当時40~60歳で身長160センチ前後。小谷部さんを殺害後、何も奪わずに盗難車両で逃走した。車は約1時間後に横浜市港北区内で乗り捨てられたが、その後の足取りはつかめていない。

 県警は同署に特別捜査本部を設置し、延べ約11万5千人の捜査員を投入。周辺の聞き込みに当たる一方、現場に残された薬きょうから銃のメーカーを特定。県内外の所有者から絞り込みを図ったが、犯人を割り出せていない。

 同信金は小谷部さんの命日を「防犯の日」として訓練などに取り組んでおり、同支店では職員が黙とうと献花で冥福を祈った。加藤克哉支店長(50)は「絶対に店内に入れないよう、小谷部さんが体を張って阻止したと聞いている。まだ犯人が捕まっていない怖さがあり、一日も早く解決してほしい」。同署員もこの日、支店前やJR川崎駅西口で情報提供を呼び掛けるチラシを配布し、凄惨(せいさん)な事件の風化防止に努めた。情報提供は、同署電話044(548)0110。


シェアする

編集部のおすすめ

アクセスランキング

  1. 40代男性がはしかに感染 横浜

  2. 伊勢丹相模原店跡、複合ビル建設を検討 野村不と売買交渉

  3. ロマンスカー車内でわいせつな行為・小田急車掌を逮捕/神奈川

  4. 横須賀市内で5900軒停電

  5. 横浜高島屋が開店60周年 鳩サブレー缶など限定販売

  6. 動画 はっけよい…ぎゃー! 比々多神社で泣き相撲

  7. 複数の女子高生と同時に性行為 男を逮捕

  8. 稲村ケ崎海岸の沖合に女性遺体 鎌倉署が身元など捜査

  9. 閉店セール、開店前に行列も 伊勢丹相模原店

  10. 【写真特集】台風15号の被害状況