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笑顔咲く!横浜女性農業者vol.3 石川弥生さん
女性の視点で 農業の魅力を伝えたい!

神奈川新聞  2015年09月17日 03:00


 街と農地が混在する大都市横浜。横浜市民が、いつでも旬の農産物を味わえるのは農業者がいてこそ。その中でも横浜の農業を支えている女性農業者を紹介します。笑顔が輝く女性農業者をJA横浜のトップが訪ねました。


石川弥生 いしかわやよい さん(31)2009年に就農。3.5ヘクタールの畑で野菜、果実を減農薬栽培。都筑区農業体験ボランティアの受け入れ、ブルーベリーの収穫体験なども実施。明るい「やさしい農園」を目指している。
石川弥生 いしかわやよい さん(31)2009年に就農。3.5ヘクタールの畑で野菜、果実を減農薬栽培。都筑区農業体験ボランティアの受け入れ、ブルーベリーの収穫体験なども実施。明るい「やさしい農園」を目指している。

 畑のすぐ隣にある直売所「マルイファーム」に並ぶのは、完熟のブルーベリーや、茎の太い空芯菜(くうしんさい)、白いイチジクなど「日常的になじみのある野菜や果物でも、ちょっと珍しくて本当においしいもの」。そんな差別化を考えながら、父・照雄さんとボランティアとともに年間60品目を栽培しています。多くの直売所利用者から要望を聞き、品目をここまで増やしてきました。

 弥生さんが就農したのは6年前。農業を営んでいた祖父に続き、母が他界。父を手伝おうとUターンしました。それまでは小松菜とほうれん草を大規模栽培していましたが、父の希望と弥生さんの若い力が加わり、栽培品目もお客さんも広げていきました。

 とはいえ事務職から転職した弥生さんは暑さや寒さに対応できず体調を壊したことも。力仕事が多く、トラクターのアクセルにも足が届かず、当初は「男性社会」を痛感。それでも女性の視点で農業の楽しみ方を見つけ奮闘してきました。「ジュニア野菜ソムリエ」の資格を取得し、得意な料理のアイデアも生かして、直売所のポップ広告には野菜の栄養や簡単に作れるレシピを添えています。お客さんの中にはタクシーやレンタカーを使って弥生さんの野菜を買いにくる人も。「種をまいて、育てて、調理して食べるまで楽しめる毎日が楽しい。多くの野菜を、煮る、焼く、蒸すなどして食べてほしいです」

 直売所の情報はブログやフェイスブックでも伝えています。「情報発信も、私が他の職業についていたからできること。農業は閉鎖的なイメージもあるので、野菜のおいしさとともに女性も楽しく農業ができることを伝え、仲間が増えるとうれしいです」。宝石のように弥生さんの瞳も明日を見つめキラキラと輝いています。

JA横浜 石川久義 代表理事組合長の 

~訪問記~


ブドウ「藤稔(ふじみのり)」の出来について話を聞くJA横浜の石川久義代表理事組合長(右)
ブドウ「藤稔(ふじみのり)」の出来について話を聞くJA横浜の石川久義代表理事組合長(右)

 弥生さんのお人柄もあり、農業ボランティアの皆さんが明るくハツラツと取り組まれている姿には、都市農業の新たな可能性を感じました。近代的な感覚を持ち合わせた若手女性農業者を、今後もぜひサポートしていきたいですね。



企画・制作:神奈川新聞社クロスメディア営業局


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