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湯量1.5倍に 温泉設備、メンテ再開 箱根・大涌谷

社会 神奈川新聞  2015年09月16日 03:00

作業のため大涌谷に向かう温泉供給業者のワゴン車=午前9時20分ごろ、箱根町仙石原の大涌谷三叉路
作業のため大涌谷に向かう温泉供給業者のワゴン車=午前9時20分ごろ、箱根町仙石原の大涌谷三叉路

 箱根山(箱根町)の噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)に引き下げられ、大涌谷から温泉を供給する業者の警戒区域立ち入りが条件付きで許可されたことを受け、供給業者は15日、大涌谷周辺で設備メンテナンス作業を行った。この日の作業だけで温泉の供給量が1・5倍に増加した。

 午前9時から「箱根温泉供給」の作業員8人(うち監視員4人)が警戒区域に入り、4基の蒸気井について約3時間にわたり設備の破損状況確認や、配管内の硫黄かき出し作業を行った。

 同社によると、温泉の供給量は平常時は1日約4200トンだったが、6月末の警戒レベル3(入山規制)への引き上げでメンテナンスができなくなって以降、約1200トンまで落ち込んだ。この日の作業で約1800トンまで戻り、源泉の温度も約41度から約55度まで上昇。同社は「1日でこれだけ回復してよかった。少しでもいい状態で連休を迎えられる」と話していた。

 温泉の供給を受ける同町強羅の旅館「山田家」では、湯量と温度だけでなく、香りや湯の花といった泉質も大幅に向上したという。支配人の男性(57)は「連休の予約も埋まっており、お客さまに良質な温泉を楽しんでもらえる」と声を弾ませた。


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