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「安全担保は妄想」 安保法制めぐり元自衛官が横浜で講演

社会 神奈川新聞  2015年09月15日 03:00

 安全保障関連法案の国会審議が大詰めを迎える中、元自衛官の泥憲和さん(61)が13日、横浜市中区のイベントで講演し、安倍政権がうたう新たな安保法制による抑止力強化について「米国と連携を強化すれば、日本の安全が担保されるというのは妄想に過ぎない」と反論した。

 政府与党は集団的自衛権の行使が可能になれば日米同盟が強化され、平和が維持されるとするが、泥さんはアフガニスタン、イラクの現状を例に「両国の政府は米国の指示通りにゲリラやテロリストと戦っているが、米軍は都合が悪くなった途端、撤退してしまった」と指摘。「いくら米国に貢献しても、いざというときに日本を助けてくれるかは疑問」と強調した。

 泥さんは1969年に陸上自衛隊に入隊し、10年間所属した。米国はあくまで自国の国益に沿って動くとし、自衛隊の活動が拡大することで「日本の安全保障政策への介入を強めてくることはある」と見通す。在日米軍基地をはじめ米国の軍事体制に日本はすでに組み込まれていることから、「米国との連携強化に伴い、在日米軍基地が攻撃を受けるリスクも一層高まる」と話した。

 イベントは横浜のまちづくりに携わる有志でつくる「YOKOHAMAデモクラシー道場」が企画した。


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