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MC-3に日本郵船 取扱量の増加期待 南本牧コンテナターミナル

経済 神奈川新聞  2015年09月14日 03:00

4月から運用が始まった横浜港・南本牧ふ頭MC-3コンテナターミナル=横浜市中区
4月から運用が始まった横浜港・南本牧ふ頭MC-3コンテナターミナル=横浜市中区

 日本郵船(東京都千代田区)は、寄港するコンテナターミナルを従来の横浜港・大黒ふ頭C-4から南本牧ふ頭MC-3に変更、10月に第1船を入港させる。横浜市港湾局が9日、発表した。MC-3は国際コンテナ戦略港湾の中核的施設となる高規格コンテナターミナル。六つの船会社でつくる「G6アライアンス(連合)」メンバーの同社が利用者に加わるだけに、同局は「MC-3の拠点的利用がより一層図られる」と期待している。

 1994年11月に運用が始まったC-4は水深15メートルで、岸壁の総延長は350メートル。デッキに16列5段のコンテナを積み上げる船に対応するガントリークレーンを3基設けている。一方、今年4月から運用が始まったMC-3の水深は国内最大の18メートルで、岸壁の総延長は480メートル。24列9段のコンテナを積む世界最大級の船に対応できる大型ガントリークレーンを4基設置している。

 MC-3には現在、ドイツとフランスの船会社が計4航路を寄港させているが、安定利用の観点からさらなる誘致が必要だった。また海運業界では輸送効率を向上させるため、コンテナ船の大型化が急速に進んでおり、同社がより高規格のコンテナターミナルに移転したことで、同局港湾経営課は「これまで大黒ふ頭では難しかった大型船が寄港できるようになる」と期待。さらに同社を含むG6アライアンスはアジア-欧州航路や、アジア-北米航路(東・西岸)で定期コンテナ船を共同運航しており、「横浜港の利用に関して、他の船会社にも影響を与える可能性がある」とみる。

 同局が同日まとめた横浜港統計速報によると、今年上半期(1~6月)の外内貿を合わせたコンテナ取扱個数は、前年同期比2・6%減の141万個。北米西岸港湾の労使交渉を巡る混乱などが影響し、2期ぶりに前年実績を下回った。同課は「今回の移転により、寄港数やコンテナ取扱量の増加を期待したい」とし、移転元のC-4についても「最適な利用方法を検討するとともに、船会社に利用を働き掛けていきたい」と話している。


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