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警戒区域14日に縮小 箱根大涌谷、火口から500メートル内に

社会 神奈川新聞  2015年09月13日 03:00

 箱根山(箱根町)の噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)に引き下げられたことを受け、町や県、気象庁などでつくる箱根火山防災協議会のコアグループ会議が12日、小田原市内で開かれ、14日に警戒区域を縮小することなどを確認した。

 6月末に警戒レベル3(入山規制)に引き上げられて以降、警戒区域は大涌谷火口域から半径約1キロ内だったが、今回の警戒レベル引き下げで半径約500メートル内に縮小する。

 現在通行止めとなっている県道(早雲山付近-姥子間)については、木の枝や落ち葉の清掃など安全確保にめどが立ったことから14日午前10時に規制を解除する。ただ、三差路から大涌谷に向かう県道の規制は続ける。

 作業ができない状態が続いている温泉供給施設のメンテナンスについては、これまで噴気が激しい蒸気井の半径約200メートル内を立ち入り禁止エリアとしていたが、噴気孔の位置や噴石の想定飛距離で算定してこの蒸気井から約20メートル離れた別の蒸気井を中心とした半径約150メートル内に変更する。これにより10基の蒸気井のうち、作業可能なものが4基から6基に拡大。旅館などへの温泉供給量の増加が見込まれる。

 今後は安全装備などを条件に作業再開できる見通しだが、町は「斜面崩落など土砂災害に対する安全性がまだ担保されていない」として安全確認後に立ち入りを許可する方針を示した。

 大涌谷周辺の火山ガス(二酸化硫黄)濃度は、県が6カ所で実施した測定調査結果によると、規制が解除される県道に架かる大涌谷橋の1・4ppm(12日午後)が最大。県担当者は「風向きによって濃度が変化するが、2ppm程度までは人体に影響はない」と説明し、今後も毎日2回調査を続ける方針。10ppmになれば道路を通行止めにするという。

 運行中止が続いている箱根ロープウェイは県道通行止めの解除に伴い、14日から代替バス(早雲山-桃源台駅間)の運行を再開する予定。


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