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横須賀に限定無線局

話題 神奈川新聞  2015年09月10日 03:00

 アマチュア無線の愛好家らに向けた無線局が12、13日の2日間限定で、横須賀リサーチパーク(YRP、横須賀市光の丘)で開局する。私設の無線局が可能になった無線電信法の制定から100周年を記念し、ゆかりの深い3団体が合同で企画した。

 情報通信研究機構(NICT、東京都小金井市)と日本無線(同三鷹市)、電子計測器メーカーのアンリツ(厚木市)から約20人が参加する。それぞれ、明治から大正時代の無線通信の黎明(れいめい)期に創立し、日本の無線技術をけん引してきた。

 船舶無線は1912年のタイタニック号の沈没事故で、国際的に重要性が高まり、14年にモールス無線電信の設置を義務付ける海上人命安全条約(英国)ができた。日本でもそれまで国が独占していた無線局を民間などが開設できる無線電信法を15年に制定。これを機に無線装置の需要が高まり、普及していった。

 今回の企画は、期間限定の免許で運用され、運営主体が日本無線の局(コールサイン8J100JRC)と、NICTとアンリツ合同の局(コールサイン8N100ICT)を開く。

 当日は基本的に、記念局からのコールサインの呼び掛けを受信した個人、団体局とやりとりする。全国的に交信できる長距離通信の短波帯などで運用される。

 実行委員会代表の滝澤修さん(53)は「100年前の法律をきっかけに爆発的に無線局が増えた。携帯電話もある意味で無線局の一種で、世の中に広く使われている技術。YRPは日本の無線研究の大きな拠点で、そこにいる人たちとも協力し、歴史的な記念を世の中に知らせたい」と話している。12日午後からスタートし、13日夕方まで開かれる。


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