1. ホーム
  2. カルチャー
  3. 元キマグレンのクレイさん 続けていくことが文化 

音楽、海、夏の終わりに振り返る
元キマグレンのクレイさん 続けていくことが文化 

カルチャー 神奈川新聞  2015年09月01日 10:49

海水浴場の最終日、有終美のステージを飾ったクレイさん=由比ガ浜海水浴場の「音霊」
海水浴場の最終日、有終美のステージを飾ったクレイさん=由比ガ浜海水浴場の「音霊」

 鎌倉の海水浴場が最終日を迎えた31日。クレイ勇輝(35)は、今夏最後のステージに立った。7月に人気デュオ「キマグレン」を解散し、ソロ活動のスタートを切る。その夏の終わりに、あらためて振り返った。音楽と海とは、そして文化と公共とは…。

 「待ってたよー」。観客席から声援が飛んだ。

 由比ガ浜海水浴場。2005年に逗子で始まった海の家兼ライブハウス「音霊」は、この日も満員だった。

 逗子出身のクレイにとって、海は「とても身近な、自然な場所」。ハーフパンツにギターを持って、ふらりと行く。海と音楽。そのつながりは湘南に深い。相性のよい二つの魅力が、音霊の人気を裏打ちした11年でもあった。

 一方で昨夏来、湘南の海水浴場では、治安や風紀の改善のため、規制の強化が相次いだ。逗子では昨夏、条例により一切の音楽が禁じられた。「守らなければならないルールは当然ある」。だけど、「ゼロにするのは簡単」とも思う。

 「文化は押し付けるものではない。根付き、知ってもらい、続けていくことで文化になる」。自身の活動が“文化”となることを、これからも目指していく。

 今後の活動は未定だ。演技、著述、講演…。でもやっぱり「海で聞いてもらえる音楽も作りたい」。最後まで拍手を送るファンたちに、満面の笑顔で応えた。

 =敬称略


シェアする