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川崎・橘樹郡衙跡調査 9月12日に現地見学会も

社会 神奈川新聞  2015年08月31日 03:00

2013年度の調査で、今回の発掘調査を行う南側隣接地で見つかった大型の掘立柱建物跡。調査では、この建物の規模や役割解明が期待される(市教委提供)
2013年度の調査で、今回の発掘調査を行う南側隣接地で見つかった大型の掘立柱建物跡。調査では、この建物の規模や役割解明が期待される(市教委提供)

 川崎市高津区、宮前区にまたがる、市内初の国史跡「橘樹(たちばな)官衙(かんが)遺跡群」の発掘を続けている市教育委員会は9月に奈良・平安時代の地方行政組織の一つである「橘樹郡衙跡」(高津区千年)第17次確認調査を行い、同12日、成果を公開する現地見学会を行う。

 同遺跡群は、同郡衙跡と隣接する郡寺跡「影向(ようごう)寺遺跡」(宮前区野川)からなる。これまでの調査では、東西300メートル、南北100メートルの範囲にわたって郡衙に関連する遺構があることを確認。市はその一部の土地を取得し、「たちばな古代の丘緑地」として公園化した。

 今回の調査は、同緑地から影向寺遺跡に向かって西約180メートルの場所で行う。その南側隣接地では2013年度、大型の掘立柱建物跡の一部が見つかっている。約10メートル間に5本の柱跡があり、同遺跡ではこれまで見つかっていない郡庁(郡内の政務や儀式などを行う建物)や舘(たち)(郡司の宿泊施設)などの可能性もあるという。調査は9月1~15日。

 現地見学会は同12日午前10~12時。雨天中止(小雨決行)、参加自由・無料。影向寺バス停から徒歩約7分。問い合わせは、市教委文化財課電話044(200)3306=当日電話080(9776)8991。


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