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全国中学大会、剣道が県勢初の頂点 

スポーツ 神奈川新聞  2015年08月25日 12:16

剣道女子団体で初優勝し、表彰を受ける都田の選手たち=秋田県立武道館
剣道女子団体で初優勝し、表彰を受ける都田の選手たち=秋田県立武道館

 全国中学校体育大会第8日は24日、秋田市の秋田県立武道館などで行われ、県勢は剣道男子個人で重黒木(じゅうくろぎ)祐介(潮田)が県勢初優勝を飾り、団体でも潮田が準優勝した。同女子団体では都田が決勝で燕(新潟)を下し、県勢初優勝を果たした。

 バスケットボール女子は準々決勝で坂本が相模女子を51-50で下し、ベスト4に進出した。

笑顔の剣士 無欲の勝利女子団体 都田


 最後まで笑顔を貫いた。剣道女子団体は、都田が代表戦を制して県勢初優勝。徹底した基本練習を課し、「正しい剣道」で部員16人を導いた八段の安藤守監督(57)は「感無量です」と喜んだ。

 次鋒(じほう)桐生と中堅渡部が一本勝ち。頂点まであと一歩まで迫ったが、大将戦までで取り返された。流れは追い付いた相手にあったはず。それでも、「苦しい場面でも、笑顔でやれば必ず明るい未来が待っている」とは、代表戦へ送り込まれた渡部。そんなチームカラーが、大一番で輝いた。

 序盤は相手ペースで進んだが、渡部は「緊張することなく楽しんでできた。相手のペースが落ちたところを見て、引き込んだ」と振り返る。延長戦では、一瞬の切り返しで素早く左面を打った。得意技で決めたヒロインは「普段の練習でも取っている技。3年間、よく頑張ったなと思う」と自賛した。

 優勝が決まると、メンバーは肩を抱き合って号泣。大将で主将の桜井は「うれしかったというより、一番大きい舞台で、皆と試合ができたことが楽しかった」。無欲の剣士たちの勝利だった。

心の準備し冷静な戦い 男子個人 重黒木祐介(潮田)



 潮田の男子主将が新たな歴史の一ページを開いた。45回を数える大会で、県勢初の剣道個人戦で日本一に立った重黒木は「あまり実感がないです」と照れた。

 決勝は延長戦に入ったが冷静だった。「時間はたっぷりある。落ち着いてやれた」。攻めてきた相手が右へ逃げようとした一瞬を逃さない。会心の面を決めた3年生は「体がよく動いた」と誇らしげに振り返った。

 この1カ月は「心の準備」に充ててきた。全国大会のタイムスケジュールに合わせ、「この時間は何回戦が始まるとか、普段の生活でも気を抜かなかった」という。そんな主将に、大塚陽介監督(39)は「ペースを乱さず相手を見ていた」と賛辞を惜しまない。


剣道男子団体で準優勝した潮田の選手たち=秋田県立武道館
剣道男子団体で準優勝した潮田の選手たち=秋田県立武道館


 2連覇が懸かった団体戦決勝では、0-1で迎えた大将戦で惜敗。準決勝での代表戦も含めて個人、団体でこの日7試合を戦った主将は「チームメートと優勝旗を持って帰りたかった」と悔やむが、副将南波は「よく助けてくれた」と感謝する。

 今度は高校で日本一の夢を追う。喜びと悔しさが詰まった二つのメダルを得た重黒木は「高校では離れてしまうが、インターハイで潮田の仲間と戦うのが次の目標」と精進を誓った。


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