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11カ月連続で前年上回る 7月の横浜港貿易、自動車輸出けん引

経済 神奈川新聞  2015年08月25日 03:00

 横浜税関がまとめた7月の横浜港の貿易速報によると、輸出額は前年同月比8・7%増の6677億円で、11カ月連続で前年実績を上回った。一方、輸入額は3・8%増の4156億円。2カ月連続で上回ったものの、原油価格の下落が響き、小幅な増加にとどまった。

 輸出の増額をけん引したのは自動車。サウジアラビア向けの貨物自動車や英国向けの乗用車が好調で、11・0%増と24カ月連続で前年実績を上回った。地域別では、自動車などが落ち込んだ米国への輸出が8カ月ぶりに減少した。

 輸入は衣類・同付属品が24・1%増。プルオーバーなど冬物の輸入が本格化し、伸びた。一方で、原油・粗油が35・5%減、天然ガス・製造ガスが9・4%減。7月の1キロリットル当たりの原油単価は前年同月より約2万2千円下落しており、税関は「円安を上回る原油価格の下落が、原油や天然ガスの減少に影響した」とした。

 地域別では、EUからの酪農品・鳥卵が21・8%増と伸びた。その背景に、税関はウクライナ危機を挙げる。ロシアは欧米の対ロ経済制裁に対し、欧米の農水産品を輸入禁止にすることで対抗。その結果、「ロシア向けの欧州産チーズが行き場を失い、販路確保のために価格が下がっている」と税関。「質の良い欧州産チーズが安く購入できるため、日本の業者が米国やオーストラリア産から替えている」という。

 輸出額から輸入額を差し引いた額は17・8%増の2521億円の黒字。5カ月連続で増加した。


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