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表現で親子“対決” 美術教師が合同展

話題 神奈川新聞  2015年08月14日 03:00

親子の美術展が実現した松本敏裕さん(左)と次男の亮平さん=サブウェイギャラリーM
親子の美術展が実現した松本敏裕さん(左)と次男の亮平さん=サブウェイギャラリーM

 県立上矢部高校(横浜市戸塚区)で1995年に美術陶芸コースを立ち上げるなど、高校教師として美術指導に力を注いできた松本敏裕さん(60)=同市泉区=が、陶板染付色絵を中心にした自らの新作を公開した。画家として活動する次男、亮平さん(27)との合同展。会場のサブウェイギャラリーM(西区みなとみらい)で、親子の技法がぶつかり合う「それぞれの表現」展が実現した。16日まで。

 敏裕さんは定年を待たず2年前に高校を退職。「管理職を続けるより、美術教師であり作家である自分に早く戻りたかった」と語る。今は上矢部高校や美大で非常勤講師として指導しながら創作に励んでいる。

 同校の美術陶芸コースは代を重ね、生徒の作品や取り組む姿勢が高い評価を受けている。美術家となった卒業生が集い、大規模展を催すまでになった。敏裕さんは「今度は私が、自分を磨けと諭されているような気がした」と再出発の理由を明かす。

 今回公開したのは昨秋から手掛けてきた50点。中心となる陶板染付色絵は、陶板に鉱物顔料の呉須を使い風景や人物を描く技法。あえて陶磁器という素材にこだわったという。

 一方、亮平さんは会社員の傍らアクリル画や油彩の技法を探求してきた。動物や巨大魚が異界に戯れる独特の作風が魅力で、今回は約40点を発表。「親子で刺激し合うことで表現を深めている」と話す。入場無料。問い合わせは松本さん宅電話045(812)5386。


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