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海老名駅西口、渋滞対策急ピッチ ららぽーと開業まで2カ月余

社会 神奈川新聞  2015年08月13日 03:00

シャトルバスの発着場となる海老名市の臨時駐車場=同市勝瀬
シャトルバスの発着場となる海老名市の臨時駐車場=同市勝瀬

 海老名駅西口周辺の「まち開き」まで2カ月を切った。大型商業施設の進出で悪化が懸念される交通渋滞の抑制策が待たれる中、海老名市は市役所に隣接する臨時駐車場を提供し、事業者によるシャトルバスを運行させる方針を決めるなど、具体化を急いでいる。

 シャトルバスの発着場として、市は市役所(同市勝瀬)に隣接する臨時駐車場(500台収容)を提供する。市によると、来街者のマイカーを誘導して約600メートル離れた同駅東口まで送迎する計画だ。

 シャトルバスは「ららぽーと」が開業する10月29日以降、来店者が多い土・日曜と祝日に当面1~2カ月間、事業者が運行する。発着場を設ける臨時駐車場は、地域の催事も行う広場として市が民有地(約1万7千平方メートル)を借りているが、今回は無償で提供するという。

 試算では同店を訪れる車両台数は休日で6300台超。施設内で1800台を収容するほか、300台分の臨時駐車場も施設そばに確保するが、満車になれば駐車待ちの車列の発生も予想される。シャトルバスの運行でマイカー乗り入れを極力抑える。


 10月1日のまち開きでは、約10億円を投じて改修した市立中央図書館と、拡張した駅東西自由通路の再利用も始まる。

 官民施設の稼働時期が重なるため、市は交通対策の強化に向けて誘導員の人件費などを計上した2015年度一般会計補正予算案を作成、今月7日の市議会臨時会で可決された。

 ただ、市議からは「対策における市と事業者のエリア分けが不明確」「シャトルバスに市の臨時駐車場を無償提供するのは一民間企業への利益供与に当たり問題」など、疑問点が相次ぎ指摘された。

 市市街地整備課は「行政としては来街車両の生活道路への流入防止など、事業者の手が回らない部分を想定して対策を検討している。中心市街地の整備に伴う混乱防止が主目的であり、個別の利益供与に当たらない。市民の住環境を守っていきたい」と話している。

 交通対策は道路整備などハード面が遅れる中、公共交通機関の利用を呼び掛けるなどソフト面主体にならざるを得ない。市民生活に影響もある交通規制は当面実施されない見通し。

 市の発展を印象付けるまち開きに、市民の期待が高まる一方で、深刻な渋滞を不安視する声も聞かれる。市は16日、要望のあった複数の自治会に対して説明会を開く。


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