1. ホーム
  2. 政治行政
  3. 隣接市病院も対象 猫の不妊去勢手術費助成 横浜市

2017年度
隣接市病院も対象 猫の不妊去勢手術費助成 横浜市

政治行政 神奈川新聞  2016年12月29日 02:00

横浜市庁舎
横浜市庁舎

 横浜市は28日までに、飼い猫や野良猫の不妊去勢手術費の助成事業を来年度から拡充する方針を明らかにした。助成対象を市内の登録病院から川崎、横須賀市など隣接する自治体の病院にまで広げる。市民ボランティアらの利便性を高めることで、野良猫の減少にもつなげたい考えで、来年度予算案に盛り込む見込み。

 市動物愛護センターによると、助成事業は1988年にスタート。現在の事業では、市民や自治会町内会が市内約280カ所の登録病院でペットや野良猫を手術すると、1頭当たり5千円が補助される。2016年度の補助頭数は6300頭程度を想定し、約5400頭が申請されている。

 手術費は病院の裁量で金額を決められる。かかりつけ医や費用が安い病院が市外の場合もあるため、利用者から事業の拡充を求める要望が出されていた。同センターは16年度中に、隣接する自治体の病院に登録申請を呼び掛ける。

 ボランティアで猫の不妊去勢手術の活動をしている同市西区の女性(68)は、手術費が5千円台と比較的安い市内外の病院を探して利用してきたが、事業の拡充で負担がゼロになる可能性もある。女性は「ボランティアにとって経済的な負担がネックだった。活動の弾みになる」と喜ぶ。

 同センターに15年度収容された猫は1372頭。このうち17頭は飼い主の元に返され、519頭が譲渡された。一方、病気やけがなどを理由に514頭が殺処分されている。同センターは「野良猫を減らすことができれば収容され、殺処分される猫の減少にもつながる」と話している。


シェアする