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早期返還へ虫干し 紙幣や卒業証書860束

社会 神奈川新聞  2015年08月06日 03:00

保管している紙幣を虫干しする横浜税関職員=横浜市中区
保管している紙幣を虫干しする横浜税関職員=横浜市中区

 戦後に海外の引き揚げ者から預けられ、横浜税関で保管されている紙幣860束などが5日、横浜第一港湾合同庁舎(横浜市中区)で虫干しされた。

 終戦記念日を前に早期返還を進めるため、毎年行われている。この日は紙幣のほか、郵便貯金簿、株券、卒業証書、遺言書、学校の成績書などが虫干しされた。

 横浜税関は、連合国軍総司令部(GHQ)の指令により、国内持ち込みが禁止された通貨や証券などを保管し、輸出入制限が解除された1953年から返還している。これまでに約5万人分、約23万点が返還されたが、保管庫には約13万人分、約60万点が残されている。

 昨年は289人から照会があり、52人に計322点を返還。今年は6月末までに84人から照会があり、37人に計173点を返還した。横浜税関の担当者は「預かり証がなくても本人または家族であることを確認できれば返還できる。戦後70年を迎え、一人でも多くの人にお渡ししたい」と話している。

 問い合わせは、横浜税関業務部税関相談官室電話045(212)6000。


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