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日本軍「秘密戦」の実態とは 川崎・登戸研究所で企画展

社会 神奈川新聞  2015年08月06日 03:00

旧陸軍の正帽など現物が展示されている企画展=明治大平和教育登戸研究所資料館
旧陸軍の正帽など現物が展示されている企画展=明治大平和教育登戸研究所資料館

 第2次世界大戦の敗戦前後に旧日本軍が行っていた「秘密戦」研究の実態を伝える企画展「NOBORITO1945-登戸研究所70年前の真実-」が5日、明治大学平和教育登戸研究所資料館(川崎市多摩区東三田)で始まった。来年3月26日まで。

 偽札製造や毒物研究で旧日本軍の秘密戦を支えた陸軍登戸研究所は、1944年冬から45年春にかけ、本土決戦を見据えた「風船爆弾」作戦に全力を注いだ。

 企画展では、風船爆弾に関する研究や放球の記録などを元研究所勤務員の証言や資料から明らかにする。同研究所が敗戦直前に長野に拠点を移して以降、本土決戦に備えて量産された遊撃戦用の時限爆弾や焼夷(しょうい)弾も紹介する。

 11月18日からは第2期として、研究所幹部が戦犯を免れ、日本側に不利な証拠が連合国軍総司令部(GHQ)に渡らぬよう行われた証拠隠滅作業の実態について展示する。同資料館は「ちょうど70年前にどんなことが行われていたか想像してもらいたい」と来場を呼び掛ける。

 午前10時~午後4時。入場無料。期間中、山田朗・館長による講演会なども開かれる。問い合わせは、同資料館電話044(934)7993。


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