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仏教美術、魅力知って 県立博物館 68点を特別陳列

カルチャー 神奈川新聞  2015年08月03日 03:00

収集作品をえりすぐり仏教美術の魅力を紹介する「特別陳列」=県立歴史博物館
収集作品をえりすぐり仏教美術の魅力を紹介する「特別陳列」=県立歴史博物館

 県立歴史博物館(横浜市中区)で仏教美術の魅力を紹介する特別陳列イベント「仏のすがた 祈りのかたち」が開かれている。同博物館で所蔵、保管する数多くの資料からえりすぐった仏教美術関係の68点を展示している。神奈川新聞社などが後援。23日まで。

 会場は彫刻、絵画、書、工芸の四つのコーナーで構成されている。

 彫刻のコーナーでは保木薬師堂(横浜市青葉区)本尊の薬師如来坐像(ざぞう)が目玉の一つ。1221年に仏師・尊栄によって制作された。同時期の仏像としては、制作年と制作者が判明していることは珍しいという。また、中国の南宋時代に作られた菩薩(ぼさつ)半跏(はんか)像は内部に五臓六腑(ろっぷ)の模造品を入れた仏像で、極めて貴重だ。

 絵画では、曼荼羅(まんだら)などに加えて、羅漢の姿を16幅に描いた十六羅漢図も迫力がある。

 また、書では紺色の紙に金字で法華経を写した平安期の装飾経が、工芸品では修験者の法具で、装飾を施した「笈(おい)」がひときわ目を引く。

 学芸員の小井川理(あや)さんは「所蔵・保管する仏教美術品をこれだけの規模で見られる機会は、なかなかない。半世紀にわたる県立博物館の調査・研究の成果を広く知ってほしい」と、話している。

 一般300円。毎週月曜休館。問い合わせは、同博物館電話045(201)0926。


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