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箱根山・警戒レベル3から1カ月 5月の入湯客は2割減

社会 神奈川新聞  2015年07月31日 03:00

 箱根山(箱根町)の噴火警戒レベルが3(入山規制)に引き上げられて1カ月となった30日、同町の山口昇士町長が記者会見し、「沈静化しないまま、とうとう夏の(観光)トップシーズンに突入してしまった。引き続き適切な火山対応にあたっていく」と述べた。また、町は警戒レベルが2に引き上げられた5月の町全体の入湯客が昨年比で約2割減と、火山活動活発化で大きく落ち込んだことも明らかにした。

 町の集計では、5月1~31日の入湯客数は宿泊・日帰りで計約37万7千人と前年同期比19・8%の減。入湯税も20・1%減と落ち込み、約1158万円の減収となった。

 同町では町税の1割以上を入湯税でまかなっているため、山口町長は「町の財政にとって相当のダメージになる」と肩を落とした。町担当者は「ゴールデンウイーク後半に警戒レベルが引き上げられたためこの数字だが、6月の数字はもっと悪いだろう」とみている。

 山口町長は警戒レベル3を受けた警戒区域設定により避難中の住民35人や事業者などに対し「大変な苦労や不便を掛けている」と話し、警戒レベル引き下げの際は温泉やロープウエーなどの迅速な再開ができるよう検討するという。また、警戒レベル4(避難準備)・5(避難)を想定した避難計画策定については「住民への説明を行い、8月中に骨子案を公表する」と明言した。


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