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「デリチカ」誕生、上質な食を提供 川崎駅東口・アゼリア改装

話題 神奈川新聞  2015年07月31日 03:00

31日にオープンする大規模食物販ゾーン「DELICHIKA(デリチカ)」=川崎アゼリア
31日にオープンする大規模食物販ゾーン「DELICHIKA(デリチカ)」=川崎アゼリア

 JR川崎駅東口の地下商店街「川崎アゼリア」が31日、リニューアルオープンする。1986年の創業以来初のリニューアルで、第1弾の今回は東口初となる大規模食物販ゾーン「DELICHIKA(デリチカ)」が誕生。「上質」をキーワードに、生鮮食品や総菜、スイーツなど全60店舗がワンフロアにそろう。さいか屋閉店など東口の地盤沈下が懸念される中、木場田文夫社長は「東口商業全体の活性化につなげたい」と意気込んでいる。

 DELICHIKAの売り場面積は総面積の3分の1に相当。60店舗のうち33店舗が川崎初出店だ。箱根町に本店がある「箱根ベーカリー」や高級食品スーパー「ザ・ガーデン自由が丘」、横浜の人気チョコレート専門店「バニラビーンズ」などで、県内初は14店舗。総菜店舗を集めた「惣菜馳走(そうざいちそう)」や生鮮店舗が並ぶ「旬菜百華」も設け、「鮮度にこだわった四季折々の旬の食材やオーガニックフードを充実させた」。

 「ベビールーム」も完備し、授乳室2部屋と4ベッドを用意。来店客の憩いの場となる「ハミングガーデン」や、新たなシンボルとなる高さ2・5メートルの「ハピネスバード」も設置した。

 リニューアル最大の理由は、アゼリアを取り巻く商業環境の変化だ。地下街としては、大阪の「クリスタ長堀」、東京の「八重洲地下街」に次ぐ全国3位の規模を誇り、1日当たりの平均通行客は約24万人。ただ、売り上げは91年度の240億円をピークに減り続け、2012年度は140億円にまで落ち込んだ。

 木場田社長は「横浜・みなとみらい21(MM21)地区や川崎駅周辺などで新しい商業施設が開業する中、アゼリアもより一層競争力を身につける必要性が高まってきた」と説明。交通の結節点にあるという立地の優位性を最大限に生かしつつ、日常的に足を運んでもらえる食物販に初挑戦するのにもそうした背景がある。

 31日は午前10時オープン。残りの「レストランゾーン」と「ファッション&利便ゾーン」を含む全区画のリニューアルが完了するグランドオープンは、来年3月を予定。開業初年度(16年度)の売上額は、25億円増の165億円を見込んでいる。


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