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大涌谷噴火で火口4カ所に 「レベル引き下げ検討できず」

社会 神奈川新聞  2015年07月30日 03:00

新たに確認された火口。小型無人機ドローンで撮影された=29日午前(県提供)
新たに確認された火口。小型無人機ドローンで撮影された=29日午前(県提供)

 6月末から大涌谷で断続的に起きたごく小規模な噴火によって4カ所の火口が形成されていたことが、県温泉地学研究所などの分析で分かった。気象庁はこれまで火口は1カ所と判断していたが、同月29日夕から7月1日朝にかけて順次形成され、噴石や火山灰を噴出していたことが確認された。

 箱根ロープウェイ大涌谷駅前の定点カメラで連続撮影した画像を解析した。

 火口はいずれも大涌谷斜面の上側にあり、半径50メートル以内の範囲に集中。最初の火口は少なくとも6月29日午後6時までに形成され、飛び散った噴石が穴の周囲に丘をつくった。その後、30日未明から夕方までに2カ所、30日夜から7月1日早朝の間に1カ所が形成された。

 穴の大きさは直径7~20メートルで、今月21日に火山灰を噴出したのは最後にできた火口とみられる。また、火口より斜面の下側で活発に蒸気を出す噴気孔を15カ所確認した。

 これらの火口や噴気孔のある一帯では引き続き噴煙が勢いよく出ており、気象庁火山課は「噴火警戒レベル2(火口周辺規制)への引き下げを検討する状況ではない」としている。


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