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原油安で輸入伸び鈍化 横浜港上半期貿易速報

経済 神奈川新聞  2015年07月30日 03:00

 横浜税関がまとめたことし上半期(1~6月)の横浜港の貿易速報によると、輸出額は前年同期比11・6%増の3兆7391億円、輸入額は2・2%増の2兆3277億円だった。輸出が4期連続、輸入が5期連続で前年実績を上回ったが、自動車がけん引した輸出に比べ、輸入は原油価格の下落が響き、近年に比べて伸びが鈍かった。

 輸出額の伸びに貢献したのは自動車。オーストラリア向けの乗用車やサウジアラビア向けの貨物自動車が伸び、22・1%増えた。82・6%増の科学光学機器や18・3%増の建設用・鉱山用機械も寄与した。

 一方、輸入は非鉄金属が23・4%増。オーストラリアや南アフリカからのアルミニウムが堅調だった。コーヒーは57・3%増。円安の影響で、輸入量の伸び(8・5%増)に比べ、金額が膨らんだ。

 エネルギー関連は減額に転じた。上半期の原油単価は1キロリットル当たり4万5167円。前年同期に比べて2万6千円ほど下落しており、原油・粗油や天然ガス・製造ガスなどが減額。2013年上半期で7・0%、14年上半期で13・9%だった輸入全体の伸びを鈍らせた。横浜税関は「昨年11月から原油価格は下落していたが、今年3月から上昇してきており、今後の動向を注視したい」としている。輸出額から輸入額を差し引いた額は1兆4114億円の黒字。31・7%増え、2期連続で黒字幅が拡大した。

 同時に発表された6月単月の貿易速報では、輸出額は前年同月比10・0%増の6486億円、輸入額は3・2%増の4010億円。差引額は23・0%増の2476億円の黒字で、4カ月連続で前年を上回った。


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