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城ケ島に海上釣り堀 活性化へ島ぐるみで協力

経済 神奈川新聞  2015年07月29日 03:00

25日に本格オープンした海上いけす釣り堀=三浦市の城ケ島付近
25日に本格オープンした海上いけす釣り堀=三浦市の城ケ島付近

 三浦市の城ケ島付近に、海上いけす釣り堀「J’sフィッシング」がオープンした。県が進める新たな観光の核づくり事業の交付金を活用し、島北西部の三崎漁港内に整備。三崎漁港内の海上釣り堀としては2カ所目で、島の活性化につなげる。

 釣り堀は城ケ島の岸壁から陸続きで、三崎漁港内に浮かぶ縦横30メートル。いけすの中に各地の養殖場から調達したマダイやイサキなどの魚が入っており、定員は60組まで。手ぶらで来場し、釣った魚は持ち帰ることができる。25日に本格オープンした。

 釣り堀の実施主体は住民の組織「城ケ島区」で、運営は新たに立ち上げられた株式会社「城ケ島」に委託する。

 釣り堀支配人の谷津憲治さん(69)は「岸壁からすぐ釣り堀に下りられるし、港内なので波も穏やか。関東で海上釣り堀は少なく、家族連れやカップルが手ぶらで来て利用してほしい」と話している。

 午前、午後の入れ替え制。料金は入場時間によって異なるが、入場料が最大2千円、遊漁料(釣りざお1本分)が最大8千円。火曜日定休。


◆島ぐるみ 協力結実
 城ケ島の海上いけす釣り堀のオープンは、3年前から進めている活性化に向けた島ぐるみの取り組みが一つの形になったものだ。

 7月上旬。住民、城ケ島観光協会、地元漁業協同組合、株式会社城ケ島などのメンバーが集い、釣り堀オープンに向けた会議をしていた。式典の準備や来賓への案内、会計の確認と、同じテーブルを囲んで意見を出し合う。城ケ島区長の石橋銀一さん(73)は「今までばらばらだったのが、一つになっている。従来はきれいな自然があればいいと思っていたが、今はそれだけでは生きていけない。(釣り堀は)第一歩です」と話す。

 きっかけは2012年7月。城ケ島区、観光協会、漁協からなる城ケ島活性化協議会が発足。釣り堀の開設を含む島全体の観光復活プランを描いた。

 同11月に県が進める横浜、鎌倉、箱根に次ぐ「新たな観光の核づくり構想」に三浦市の提案が認定され、昨年6月には総額3千万円の交付金が決まった。

 釣り堀整備の実現に向け追い風が吹き、島ぐるみで事前準備に奔走してきた。観光協会会長の藤井幸男さん(73)は「釣り堀だけで終わりではなく、今後、島全体でいろんなものが出来上がり、重ね合わせることができれば」と話していた。


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