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大涌谷、長期的に活動低下の傾向

社会 神奈川新聞  2015年07月28日 16:03

蒸気の噴出状況は依然として活発な大涌谷=28日(東海大理学部大場武研究室提供)
蒸気の噴出状況は依然として活発な大涌谷=28日(東海大理学部大場武研究室提供)

 活発な火山活動が続く箱根山(箱根町)の大涌谷で火山ガスの定点観測を続ける東海大の大場武教授が28日、立ち入り規制区域内で調査を実施し、ガスの組成変化から「長期的には活動の低下傾向が続いている」との認識を示した。

 6月30日に噴火警戒レベルが3(入山規制)に引き上げられてから2度目の調査。大涌谷や周辺の噴気地帯でガスの成分を調べたところ、いずれも7月14日の前回調査時と比べ、活動の高まりを示すガス中の二酸化炭素(CO2)の割合がさらに低下していた。

 21日には、噴煙に微量の火山灰が混じっていたことを気象庁が確認したが、この日は蒸気のみが噴出していたという。大場教授は「火山性地震は減っているものの、静穏な時期と比べれば回数は多い。活動が低下していく過程で、ごく小規模な噴火が起きる可能性はある」とみている。


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