1. ホーム
  2. 話題
  3. アジサイの知識披露

アジサイの知識披露

話題 神奈川新聞  2015年07月23日 19:53

アジサイの知識を披露した池田宮司
アジサイの知識を披露した池田宮司

 日本アジサイ協会副会長で伊勢山皇大神宮宮司の池田正弘さんがこのほど、横浜イングリッシュガーデン(YEG、横浜市西区西平沼町)で「シーボルトのオタクサと日本のアジサイ分布」と題する講演を行った。

 幕末に長崎のオランダ商館医として来日したシーボルトは植物学にも造詣が深く、「オタクサ」などアジサイの新種を発見した。妻の「お滝さん」にちなんで命名したとも言われるオタクサについて、池田さんは残された植物画から「ガクアジサイの手まり咲きの一種だろう」と語った。

 池田さんによると、日本にはガクアジサイ、ヤマアジサイ、エゾアジサイなどが分布し、それぞれに額花咲き、八重咲き、手まり咲きがある。シーボルトが発見した後、約130年間も見つからなかった「シチダンカ」は、ヤマアジサイの八重咲きの一種だという。

 池田さんは「アジサイの常識?」にも言及。原産地は中国ではなく日本で、伊豆半島などには現在もガクアジサイの自生種が見られる。また、アジサイの葉は毒だといわれるが、寺院の花祭りにも使われて飲用にもなる「アマチャ」は、ヤマアジサイの変種だという。

 池田さんは1998年から日本アジサイ協会副会長。2013年、鎌倉で開催された国際アジサイ会議日本大会では実行委員長を務めた。農水大臣認定森林インストラクターの資格も持つ。


シェアする