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山下ふ頭をリゾート空間に 再開発基本計画、横浜市に答申

政治行政 神奈川新聞  2015年07月20日 03:00

検討委員会から「ハーバーリゾート」への転換が答申された山下ふ頭(中央)。奥がみなとみらい21地区
検討委員会から「ハーバーリゾート」への転換が答申された山下ふ頭(中央)。奥がみなとみらい21地区

 横浜市から山下ふ頭(中区)の再開発について諮問を受けていた検討委員会(委員長・森地茂政策研究大学院大学教授)は15日、「ハーバーリゾートの形成」を将来の都市像に据えた基本計画を答申した。国内外から多くの人を呼び込む大規模集客施設を設けるほか、家族3世代が長期に滞在できるこれまでの横浜にない上質なリゾート空間の形成などを盛り込んでいる。

 市は答申を受け、今夏にも基本計画を策定する方針。東京五輪が開かれる2020年に一部供用開始を目指している。

 答申では、約47ヘクタールの同ふ頭内を交通ターミナル、水際沿いのにぎわいゾーン、客船ゾーン、文化・芸術・エンターテイメント、宿泊による滞在ゾーンなどに区域分け。ビジネスマン、3世代の家族連れ、海外からの旅行客らがそれぞれに滞在を満喫できる空間の創出を掲げた。

 新たなまちづくりに合わせて陸、海、空の視点からさまざまな交通アクセスを検討し、同ふ頭を含めた臨海部を結ぶ交通ネットワークを設けて周遊性を高めることを求めた。

 カジノを含む統合型リゾート(IR)については、中期4か年計画や都心臨海部再生マスタープランにはIRの導入などを検討すると記載しているが、「今回の山下ふ頭再開発の基本計画ではIRを前提とはしていない」(市港湾局)としており、答申では触れられなかった。

 昨年9月から現地視察を含め計5回の会議を行い、市民意見も踏まえた答申をまとめた森地委員長は「市臨海部は世界的に見ても魅力的な地域。ハーバーリゾートとして外国人や国内でも遠距離からの人、多世代が長期に滞在してくれるような空間になればいいと思う」と述べた。答申を受け取った鈴木伸哉副市長は「山下ふ頭の魅力を生かすハーバーリゾートという的を射た提案を受け、さらに議論を深めて計画をまとめたい。実行に移すのが私たちの使命だ」と応えた。


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