1. ホーム
  2. 社会
  3. 派遣労働「使い捨て」 経験者、法改正反対訴え 横浜

派遣労働「使い捨て」 経験者、法改正反対訴え 横浜

社会 神奈川新聞  2015年07月19日 03:00

派遣社員の実情を訴える女性たち=横浜市中区
派遣社員の実情を訴える女性たち=横浜市中区

 国会で審議中の労働者派遣法改正案の問題点を訴えようと、神奈川労働弁護団(福田護会長)は18日、現役の派遣社員や派遣経験者の女性5人を招いた意見交換会を横浜市内で開いた。「派遣会社に対する指導監督が不十分」などと法案に反対する当事者からの声に耳を傾けた。

 複数の派遣先で正社員の男性からセクハラを受けたり、時給が支払われないのに早出をさせられたりした横浜市の30代の女性。「問題を訴えると嫌がらせをされ、道具のように使い捨てにされた」経験があり、法改正によって労働現場で派遣社員が増えることに懸念を示した。


 派遣として12年働き、長時間の労働で体調を崩した50代の女性は雇い止めに遭った。法案では派遣労働者の受け入れ期間の制限をなくすことが盛り込まれているが「育児休暇や時短勤務などがある正社員に比べて派遣社員は働きにくい。労働者を守る仕組みになっていない」と指摘した。

 法案は既に衆院を通過しており、今後参院で本格的な審議が始まる。弁護団の嶋崎量弁護士は「法案は生涯派遣の人を生み出すことにつながり問題が多い。これからも当事者の声を集め、国会に届けていきたい」と話した。


シェアする