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県原爆被災者の会 体験継承願い、詞画集を寄贈

社会 神奈川新聞  2015年07月19日 03:00

詞画集「忘れられないあの日」を説明する中村会長
詞画集「忘れられないあの日」を説明する中村会長

 県原爆被災者の会は、会員が自らの被爆体験をつづった詞画集「忘れられないあの日」を、県内すべての中学、高校、大学の計約860校に寄贈した。広島で被爆した中村雄子会長(83)は「戦後70年を迎え、広島への原爆投下の日(8月6日)を知らない子どもたちもいるという。一人でも多く、手にとってほしい」と望んでいる。

 詞画集は、戦後55年に当たる2000年、悲惨な体験を後世に伝えようと、県内の被爆者35人による証言とカラーイラスト約40点をまとめて刊行。戦後60年の05年に和訳併記の英語版を出した際には、県内の全小学校に寄贈した。

 戦後70年の節目となる今年は、県の補助を受けて計2千冊を印刷。4~5月に米ニューヨークの国連本部で開催された核拡散防止条約(NPT)再検討会議に合わせて渡米した中村会長らが千冊を配布した。

 中村会長は「原爆の凄惨(せいさん)な被害や体験を少しでも理解してほしい。次代を担う若い世代に伝える一助になれば」と話している。


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