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火山と共に生きる 有珠山噴火の被災者講演 箱根でシンポ

社会 神奈川新聞  2015年07月17日 08:51

「真正面から火山と向き合うことが生きる流儀」と講演する川南さん=レイクアリーナ箱根
「真正面から火山と向き合うことが生きる流儀」と講演する川南さん=レイクアリーナ箱根

 箱根山(箱根町)の大涌谷周辺の火山活動活発化を受け、火山との共生について考えるシンポジウム「箱根火山とともに生きる」が16日、同町元箱根のレイクアリーナ箱根で開かれた。地域住民や旅館関係者、観光ボランティアら約130人が参加した。

 2000年に噴火した北海道・有珠山近くの温泉旅館副社長で「洞爺湖有珠火山マイスター」の川南恵美子さんが講演。1977年の噴火の際に4カ月間の避難生活を送り、旅館を2年間休業した被災経験から「地球上にいる限り、自然現象とはうまく付き合わなくてはならない」「火山があるからこそ温泉、景観がある。噴火は必然、と真正面から火山と向き合うことが、生きる流儀なのでは」などと熱弁した。

 また、県温泉地学研究所の竹中潤研究課長が、火山性地震が増加した今年4月から噴火警戒レベルが3に引き上げられた現在に至るまでの累計の地震回数を、過去の群発地震発生時と比較しながら「今回は2001年の2倍以上のペースで発生している」と説明。写真などを使いながら、山の膨張が続いている理由や仕組みについて解説した。


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