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夜店をイメージ ナムコ、横浜に体動かす遊び場オープンへ

カルチャー 神奈川新聞  2015年07月14日 03:00

ナムコが港北東急S.C.内にオープンする「キルメスタウン」のイメージ図(同社提供)
ナムコが港北東急S.C.内にオープンする「キルメスタウン」のイメージ図(同社提供)

 ナムコ(東京都港区)が主力事業のゲームセンターに、新たな業態を加える取り組みを進めている。スマートフォンのゲームアプリの人気に押され、売り上げが落ち込む中、消費者のニーズに応える新たな遊びの場を提供しようと研究。17日には全国に先駆け、横浜市都筑区の商業施設にある同社のゲームセンターの一角に、子ども向けの街あそび体験施設をオープンする。

 市営地下鉄センター南駅前のショッピングセンター「港北東急S.C.」内にオープンするのは、1~10歳が対象の街あそび体験施設「キルメスタウン」。ドイツの移動型遊園地「キルメス」をモチーフに、約460平方メートルを整備する。

 施設内では専用通貨「キルン」(千円=1万キルン)を使用。さまざまなゲームが楽しめる「ファン・ショップ」、ドレスやピエロなど西洋の衣装を貸し出し、撮影もできる「キルメス・スタジオ」、迷路や砂場などがある「アクティブ・グラウンド」といった五つのコーナーを用意する。

 ゲームセンター市場は近年、縮小傾向にある。全日本アミューズメント施設営業者協会連合会によると、2013年度の売上高は4564億円。06年度(7029億円)の6割まで落ち込んだ。苦戦の要因の一つに挙げられるのが、スマホのアプリの人気だ。同社は「店舗に足を運ばなくても、ゲームを気軽に楽しめるようになった」と指摘、「今までゲームセンターにかけられた時間や費用が、スマホに流れている」と危機感を募らせる。

 こうした現状を前に、「消費者のニーズも多様化している今、『ゲームセンターだけ』から脱却する必要があった」。顧客に愛される新たな遊びの場を研究、その一つが今回の体験施設だ。ゲーム機ではなく、体を動かして楽しむものを中心に据える。帽子を投げてハンガーに掛けるなど、お祭りの時に出回る夜店をイメージ。砂場は、雑菌を気にする保護者に配慮し、抗菌処理している。

 同社は「好評を博せば、全国展開していきたい」と意気込んでいる。キルメスタウンの営業時間は午前10時から午後6時まで。


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