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戦争の悲惨さ知って “広島被爆2世”を植樹 寒川小

社会 神奈川新聞  2015年07月08日 03:00

児童らが見守る中、校庭に植樹された被爆アオギリ2世の苗木=寒川小学校
児童らが見守る中、校庭に植樹された被爆アオギリ2世の苗木=寒川小学校

 原爆投下と終戦70年に合わせ、子どもたちの平和意識を育もうと、寒川町立寒川小学校(同町宮山)に7日、広島で被爆した「アオギリ」2世の苗木が植えられた。全校児童約600人が校庭に集まり、悲惨な戦争の話に耳を傾けながら植樹を見守った。

 植えられたアオギリの親木は、広島市の爆心地から約1・3キロの旧広島逓信局の中庭で被爆した。原爆の熱線と爆風により幹の半分が焼け焦げたが、再び芽吹き、同市の平和記念公園に移植された。その親木の種から育てた苗木を、加盟する平和首長会議の事業を通じて譲り受けた。

 植樹式では金子吉則校長が「戦争で、寒川町の人口の48倍、230万人もの日本人が亡くなった。原爆が投下された広島は一瞬で廃虚になった」と、戦争や原爆の恐ろしさを伝えた。その上で、「戦争は人の心の中で生まれる。国と国の戦争も、友人同士のケンカも同じ。互いに尊重し合い、優しくしてほしい」と呼び掛けた。

 児童代表で平和のメッセージを読み上げた6年生の児童(11)は「みんなで協力して大事に育て、平和のとりでを築こう」と誓った。

 同町の核兵器廃絶平和都市宣言から30年の節目でもあるため、全町立小学校5校で植樹を計画。アオギリ4本と、長崎で被爆したクスノキ1本の苗木が各校で植えられている。


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