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ミャンマー政府が鎌倉女子大訪問 古都の教育に学ぶ

社会 神奈川新聞  2015年07月05日 03:00

鮮やかな衣装をまとい、自国の文化もアピールしたミャンマーの一行と鎌倉女子大学の関係者=同大学
鮮やかな衣装をまとい、自国の文化もアピールしたミャンマーの一行と鎌倉女子大学の関係者=同大学

 初等教育カリキュラム改定のヒントを日本の教育現場から得ようと来日したミャンマー政府や教育関係者ら12人が4日、鎌倉女子大学(鎌倉市大船6丁目)を研修に訪れた。地元の文化財や自然、人材といった古都ならではの資源を活用した「ローカルカリキュラム(LC)」を展開する鎌倉市内の小学校の実践に学んだ。

 福井一光学長の歓迎スピーチに続き、元横浜市教育委員会教育次長の漆間浩一教授(教育学科)が鎌倉で進められているLCをテーマに講義を行った。

 社会科や国語の一環で児童が鎌倉大仏や寺社、文学碑などを研究する取り組みを紹介。「郷土への関心や愛情が生まれ、地域貢献や主体的に学ぶ姿勢、先人らへの尊敬の気持ちを持つようになった」と成果を伝えた。

 その上で、国の学習指導要領や教科書の指導内容以外に地域ごとの特性を生かしたLCを設けることで、地域そのものが子どもの学びの場になると強調。鎌倉市教委や横浜市教委が独自に作成した手引も示した。

 ミャンマーの関係者は熱心に聞き入り、「授業時間のうちLCに充てる割合はどのぐらいか」「保護者の反応は」などと次々と質問を向けていた。教育省教育研究局のカイ・ミェ局長は「ミャンマーにも貴重な文化財がたくさんあり、地域を愛する気持ちは同じ。自国に合った形でLCを取り入れられたら」と講義を振り返った。

 一行は研修後、大仏のある高徳院(同市長谷4丁目)も参拝した。15日まで日本に滞在する。


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