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街の活性化へ再びタッグ 川崎駅東口、2商連が合併

経済 神奈川新聞  2015年07月05日 03:00

設立祝賀会で握手を交わす猪熊会長(左)と馬場義弘副会長 =川崎日航ホテル
設立祝賀会で握手を交わす猪熊会長(左)と馬場義弘副会長 =川崎日航ホテル

 JR川崎駅東口のにぎわいを長年支えてきた「川崎中央商店街連合会」(中央商連)と「川崎駅前商店街連合会」(駅前商連)の2商連が合併し、1日に「川崎駅広域商店街連合会」として再出発した。かつて一つの組織だったが、大型商業施設進出の賛否などをめぐり、長年分裂していた両商連。しかし、西口への商業施設進出や武蔵小杉駅周辺の再開発などを受け、再びタッグを組んで街の活性化に取り組むことを決めた。

 「横浜や神戸の元町にも負けない素晴らしい商店街にしたい。時代の変遷の中で、社会の多様化や国際化に対応できる駅周辺地区にしたい」

 2日夜、川崎日航ホテルで開かれた設立祝賀会。商店街関係者ら約50人を前に、新会長に就任した猪熊俊夫さんが力を込めた。

 中央商連にはチネチッタ通り商店街や仲見世通商店街などが、駅前商連には銀柳街などがそれぞれあり、東口の発展を担ってきた。今回の合併で18商店街が会員となり、商店数は約600店に上る。猪熊会長は「この一体化した組織の中で、不法看板の撤去や客引き行為の阻止、違法駐輪の取り締まりなどを、行政や警察と協力して行いたい」と話す。

 もともと一つの組織だったが、1986年に駅東口に誕生した「川崎地下街アゼリア」の進出などをめぐり、賛成派は中央商連に、反対派は駅前商連に分派し、今に続いてきた。

 合併の背景には、東口の“地盤沈下”を懸念する声への危機感がある。西口のラゾーナ川崎プラザ進出をはじめ、武蔵小杉駅やJR南武線鹿島田駅周辺でも再開発が進み、5月にはさいか屋川崎店が閉店。東口の活性化が急務となっていた。

 「地域社会から大きく信用を失墜してしまった。このような分裂は二度とあってはいけない」と猪熊会長。市のある関係者も「歴史的な和解だ」とした上で、こう続ける。「いつまでもけんかしている場合じゃない。もうそういう時代ではない、ということだ」


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