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レベル4の避難指示は半径2キロ 箱根町と神奈川県が調整

社会 神奈川新聞  2015年07月04日 03:00

 ごく小規模な噴火があった箱根山(箱根町)の大涌谷周辺について、町は3日、噴火警戒レベルが現在の3(入山規制)から4(避難準備)に引き上げられた場合の避難指示区域を、半径2キロを目安に拡大する方向で神奈川県などと調整していることを明らかにした。また、現在の避難指示区域を災害対策基本法に基づき警戒区域に設定した。

 昨年9月の御嶽山噴火の教訓を踏まえ、町は県や気象庁などとともに今年3月に避難誘導マニュアルを策定。ただ、住宅や宿泊施設が多くある区域にも被害が及ぶ恐れがあるレベル4以上を想定した避難計画は完成しておらず、策定時期を当初の9~10月から前倒しして作業を進める方針だ。

 町が発行する「火山防災マップ」(2009年1月修正)では、水蒸気爆発が起こった場合、噴石が1・5キロの範囲まで落下することがあるとしている。こうした予測を踏まえ、町や県などはレベルが4や5(避難)に引き上げられた場合、現在大涌谷から半径約1キロの避難指示区域を2キロまで拡大する方向で調整している。

 中心部の設定場所にもよるが、半径2キロに広がれば芦ノ湖畔の一部や、箱根登山ケーブルカー、駒ケ岳ロープウェーの運行エリアも区域に入る可能性が高い。町によると、学校や病院、老人福祉施設はないという。

 警戒区域に立ち入るには事前の申請が必要。申請なく人が立ち入った場合、町は強制的に退去を命じることができ、従わなかった場合には罰金などを科すことができる。3日は午前9時から2時間の制限で、事前に申請した居住者ら約20人が荷物の搬出などで立ち入った。


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