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「マグマ由来の火山灰でない」 東海大教授分析

社会 神奈川新聞  2015年07月03日 03:00

大涌谷の新たな噴気孔から噴石が飛ぶ様子=東海大理学部大場武研究室提供
大涌谷の新たな噴気孔から噴石が飛ぶ様子=東海大理学部大場武研究室提供

 大涌谷で火山灰を採取した東海大の大場武教授は2日、灰は地下深くのマグマから直接噴出したのではなく、浅い場所にたまっている熱水が起源との分析結果を明らかにした。6月30日に確認されたのは、規模の極めて小さい水蒸気噴火だったと判断している。

 箱根山では、地下約10キロの深さにマグマだまりがあり、その上に温泉などに利用される熱水がたまっていると考えられている。

 同教授によると、火山灰に含まれていた鉱物には、熱水と同じ成分の塩化物や硫酸イオンが付着していた。このため「深さ1キロぐらいの地下から噴出した」とみており、「これまでに噴出した火山ガスや火山灰はごく少量。影響を心配する必要はない」と説明している。

 同教授が大涌谷で火山灰を採取したのは、気象庁が噴火を確認した30日午前。その際、大涌谷の立ち入り規制区域内で新たな噴気孔も確認し、噴石が飛ぶ様子を撮影した。


東海大理学部大場武研究室提供
東海大理学部大場武研究室提供

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